「軽自動車って、普通車に比べて陸送費は安くなるの?」
「軽自動車の場合、普通車よりも格安で陸送できる方法はあるのかな……」
購入を検討している自動車が遠方のカーショップで売られている場合など、陸送費がいくらかかるのか気になる方は多いのではないでしょうか。
普通車よりも軽自動車の方が陸送費が安く済むなら、軽自動車を選ぶと決めている人もいるかもしれません。
この記事では、「軽自動車が普通車に比べて陸送費は安くなるのか」に触れつつ、陸送費の相場や安く抑えるためのコツなどについて解説します。
軽自動車と普通車で、陸送費に差は生じるものなのでしょうか。
各種陸送サービスによって異なるため一概には言えませんが、インターネット上で料金を公表している業者の料金表をチェックする限り、軽自動車については陸送費に差を付けていない業者が多く見られます。
ただし、軽自動車と普通車で陸送費に差が生じているケースも少なくありません。
業者への依頼を検討する際は、自宅から陸送してもらう場合の金額について、あらかじめ料金表を確認しましょう。
軽自動車と普通車で陸送費に差を設けている場合、大きな理由の一つとして「離島に車を陸送するケース」が考えられます。
フェリーを利用して軽自動車を陸送する場合、軽自動車は普通車に比べて車両運賃が安いため、その分陸送費も普通車に比べて安くなるものと考えてよいでしょう。
例えば、東京都内から沖縄県の離島まで車を陸送する場合、仮に九州まで自動車で陸送したとしても、沖縄県まで道路はつながっていません。
離島から、あるいは離島に向けての陸送を依頼する際は、軽自動車と普通車で陸送費が異なるケースに注意が必要です。
近年では、インターネットで欲しい車を見つけるケースも増えてきていますが、名義変更がされておらずナンバーが交付されていない自動車を購入しようと考えた場合、公道を自走できない分だけ陸送費が高額になるおそれがあります。
その他、車高が低く改造されている軽自動車、故障・事故によって動かなくなった軽自動車の場合も、一般的な軽自動車に比べて陸送費が高くなるものと考えておきましょう。
軽自動車の陸送費は、離島など一部のケースを除いて、基本的に普通車と同じ金額となっています。
大まかには、陸送にかかる時間・日数などに応じて、相場額は以下のように概算できます。
距離および時間 |
陸送費の相場 |
○納車先(搬送先)が同じ県内または隣県 ○所要時間1~3時間 ○所要日数1~4日 |
1~3万円程度 ※(ディーラーは2~3万円) |
○納車先(搬送先)が複数の県をまたぐ ○所要時間5~10時間 ○所要日数4~10日 |
3~10万円以上 ※(遠方になるほど料金も高くなる) ※(ディーラーの場合は陸送業者よりも高額になる) |
注意点として、北海道のように土地が広大なケースでは、どの都市が届け先になるのかによって金額が変わってきます。
例えば、東京都内発の場合、札幌・苫小牧などの道央圏に比べて、稚内のような最北端の地域は陸送費が高くなる傾向にあります。
よって、相場観はあくまでも“相場”として理解し、依頼前には必ず見積もりの金額を確認することが大切です。
軽自動車本体の価格がいくら安くても、陸送費が高額になってしまうのは本末転倒です。
少しでも陸送費を安く抑えたい方は、次にご紹介する方法を試してみてください。
陸送を依頼した場合、業者は依頼者の自宅まで軽自動車を輸送するのが一般的です。
しかし、営業所を持っている業者であれば、自宅ではなく営業所に輸送してもらう方法も選べます。
自宅ではなく営業所に車を保管してもらって、依頼者が自力で営業所まで車を取りに行くイメージです。
陸送業者によってどのような対応となるかは異なりますが、自宅まで届けてもらうのに比べて数千円程度安くなるケースもあります。
陸送業者の営業所が自宅から近いところにある場合は、自分で車を取りに行くことも検討してみましょう。
どの業界にも言えることですが、陸送業界にも繁忙期があります。
一般的に、陸送業界の繁忙期は毎年2月~4月で、その時期は割増料金が発生します。
2月~4月は、学生や社会人が新生活を始める時期・転勤のタイミングとして選ばれやすい時期です。
住む場所が変わることを受けて、これまで乗っていた中古車を新しい住所に移動させたり、手放したりする人も増えます。
よって、自動車の陸送が差し迫った問題でない限りは、繁忙期を避けて依頼することをおすすめします。
どうしてもその時期に依頼しなければならない場合は、2~3ヶ月前など余裕を持って予約して、料金を抑える方法もあります。
転勤で遠い場所まで引っ越さなければならない場合などは、引越し業者に自動車の陸送を依頼する人もいるでしょう。
しかし、陸送費を安くしたいのであれば、この方法はおすすめできません。
多くの場合、引越し業者に自動車の陸送を依頼するプランは、オプションで用意されています。
そのため、単純にオプションをプラスした分だけ料金がかかります。
また、引越し業者は“陸送のプロ”ではないため、結局引越し業者が陸送業者に依頼する形になります。
仲介手数料も発生するので、最初から陸送業者に依頼した方が安くなりますし、依頼後の日程調整もしやすくなるはずです。
軽自動車の陸送費は、普通車と差がないケースが多く見られるものの、離島へ輸送する際は普通車に比べて安くなる場合があります。
また、車両の状態によっても陸送費が変わってくるため、ローダウン車や故障車・事故車などの購入については慎重に判断しましょう。
陸送を依頼した車を事務所等まで取りに行ったり、繁忙期を避けて依頼したりすると、陸送費を安く抑えることにつながります。
いずれの場合も、軽自動車の陸送費の相場をチェックした上で、自分のニーズに合った陸送業者を選ぶことが大切です。
とはいえ、安さだけを追い求めた結果、サービスが行き届いていなければ元も子もありません。
安いだけでなく、安心できる陸送業者をお探しの方は、ぜひ「陸送ネット」までお問い合わせください。
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